インフルエンザの時期がやってくると乳幼児や赤ちゃんがいる家庭では、子供にインフルエンザが感染してしまわないか不安になってしまいます。

しかし、インフルエンザの予防接種を乳児や赤ちゃんに打つのも不安でしょう。

そこで予防接種を打つときに知っておきたい4つの情報をご紹介いたします。

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子供に予防接種を打つときに知っておきたい4つのこと

1 予防接種は乳児や赤ちゃんにも必要か

まず始めに、インフルエンザワクチンにはインフルエンザウイルスの感染を防ぐ効果には期待できません。

しかし、インフルエンザの予防接種を受けておくことによって、インフルエンザが発症した時にある程度、症状を抑える効果が見込まれています。

特に免疫力に不安のある高齢者や、乳幼児はインフルエンザが重症化しやすい報告があることからも、インフルエンザの発症をある程度予防することや、重症化して最悪の事態に陥ることを予防するといった目的で、乳児が予防接種を受けておくことには意味があると言えます。

もし、予防接種が必要か、打つべきか迷った時には予防接種に対して何を求めているのかを考えてみましょう。

インフルエンザの予防接種は生後6か月以降であれば受けることができます。

親だけ受ければ大丈夫か

冬場のインフルエンザのリスクから、乳児や赤ちゃんをあまり外出させない人もおり、そのような場合は親だけ予防接種を受けておけば良いと考える人もいます。

しかし、インフルエンザの予防接種にはインフルエンザウイルスが体内に侵入してくるといった物理的なウイルス感染を防ぐことはできない為、いくら親がインフルエンザの予防接種を受けていようが、外出をする限りインフルエンザウイルスが体内に入ってくる危険性は伴っています。

体内にインフルエンザウイルスが侵入して感染することと、感染して症状が出てくる(体内でウイルスが増殖する)ことは別で考えておくべきです。

つまり、親がインフルエンザに感染して予防接種のおかげで大した症状が出なくても、感染力は弱いですが知らず知らずのうちにインフルエンザウイルスを赤ちゃんに対して移してしまう可能性があるということです。

子供をインフルエンザから守ると考えるならば、親が予防接種を受けるのではなく、子供に予防接種を打たせたり、ウイルス感染を防ぐ手段を徹底したほうが良いと言えます。

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2 インフルエンザワクチンの値段・費用はどうなる?

インフルエンザワクチンは任意での予防接種となってしまう為、健康保険が適用されません。

ただし、インフルエンザの予防接種は原則的に全額自己負担となっているものの、接種費用が各自治体、市区町村によって公費負担がされている場合もある為、行きつけの医療機関などに問い合わせをするなどして、確認をしてみるのがお勧めです。

インフルエンザワクチンの料金は医療機関によって異なっており、日本全体のインフルエンザワクチンの値段が一律になっていることはありません。

3 インフルエンザワクチンの副作用・副反応について

インフルエンザの予防接種によってみられる副反応として主に上げられる症状は以下のようなものが挙げられます。

  • 接種した場所が赤くなる
  • 腫れる
  • 痛む

このような症状は予防接種を受けた人の10~20%の割合で確認されますが、通常は2~3日ほどで症状が消えていきます。

上記の症状以外にも全身的な副反応が見られることがあり、

  • 発熱
  • 頭痛
  • 寒気(悪寒)
  • 倦怠感(だるい)

などの症状が出てくることがあります。

予防接種による体調不良は体質的な問題があり、中には神経障害や痙攣などといったきわめて異常な症状が現れることもありますが、このような重篤な症状は接種後30分以内に出てくることがほとんどです。

異常な症状が赤ちゃんや子供に見られる場合は無理に予防接種は受けない方が良いでしょう。

もし、異常な症状が見られた場合には速やかにかかりつけの医療機関に連絡して診察を受けます。

[aside type=”normal”]副作用と副反応の違い
副作用と副反応は同じ意味を持っています。ワクチンは生体反応によって効果を出す違いがあることから、ワクチン関連の業界がその違いに拘り、「副反応」という言葉を使い始めました[/aside]

卵アレルギーを持っていると予防接種を受けられない?

インフルエンザワクチンは製造過程で鶏卵が使用されています。

そこで気になってくるのが卵アレルギーを持っている人が接種できるかについてですが、これはアレルギー反応の度合いによって異なってきます。

例えば、卵アレルギーによって軽い症状が出る程度でならば接種しても良いケースがあります。しかし、卵によって重度の症状が出る場合は接種を見合わせた方が良いです。

アレルギー反応が出るか分からない場合は皮膚の浅いところへインフルエンザワクチンの液を入れて赤くなったり、腫れたりするかをテストする方法もあります。

ただし、テストによって接種後に起きる反応を100%予測することはできません。あくまでも接種の可否を判断する材料の一つになります。

また、インフルエンザの予防接種によって死亡が報告された例は以下のとおりです。

インフルエンザ,副作用,副反応
出典:厚労省

[aside type=”normal”]補足
厚労省の情報によれば死亡例とワクチン接種の直接的な因果関係がある症例は認められていません。
死亡例のほとんどが、重い持病を持っていた高齢の方のようです。[/aside]

4 インフルエンザワクチンを接種する回数は2回必要

子供は1回の予防接種だけでは十分な免疫力が構築されないことから、2回に分けて予防接種を打ちます。

インフルエンザワクチンの接種量や、接種回数は以下のようになっています。

年齢 回数
6か月以上3歳未満 0.25mL 2回
3歳以上13歳未満 0.5mL 2回
13歳以上 0.5mL 1回

インフルエンザの流行は毎年12月~翌年の3月頃まで続きます。

インフルエンザは感染してから予防接種を打っても効果が得られず、流行する前に予防接種を終えておくのがベストです。

その為にはインフルエンザの予防接種を12月までに終えておきたいところですが、幼児や赤ちゃんは2回接種を受けなければいけません。

2回接種を受けるためには1回目と2回目の接種に日数間隔をあける必要があり、十分な免疫力が構築されるまでに時間がかかります。

予防接種を2回受ける場合には

年齢 間隔日数
13歳未満 2~4週間
13歳以上 1~4週間

といった間隔をあけておくのが好ましく、予防接種の効果を高めるためには3~4週間の間隔でワクチンを接種できるのが最適です。

インフルエンザが流行する前に予防接種を終わらせておきたい人は、短い間隔で2回目のワクチンを接種することがあります。

ただし、予防接種を受けるからにはできる限り最大の効果を得ておきたい部分もありますので、余裕を持った予防接種スケジュールを組むことをお勧めします。

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